番外篇　2014/10/23

髙橋千裕個展のご案内

藍峯舎の発足以来すべての出版物の装幀・造本を担当している髙橋千裕氏が、このほど新潮社を退職しフリーランスの装幀家として独立するのを機に、東京・青山で初の大規模な個展を催すことになりました。
髙橋氏は1972年に新潮社に入社以来、42年間に塩野七生、村上春樹ら人気作家の単行本、文庫本をはじめ三島由紀夫、辻邦生の全集など2000冊余の装幀を担当。文部科学大臣賞、「ダヴィンチ」誌上年間装幀大賞など多数の賞を受賞しています。

今回の個展は髙橋氏の装幀した代表作300点を展示して、昭和から平成に至る日本文芸史の大きな流れを一覧に供するほか、氏が近年、力を注いで制作している塑像作品35点も出品されます。もちろん藍峯舎の本もすべて展示されますので、これまで実物に触れるチャンスのなかった方は、どうぞこの機会をお見逃しなく。

装幀と塑像――髙橋千裕の造形考
2014年11月17日(月)～23日(日) 会期中無休
11:00AM～7:00PM（ただし初日3:00PMから/最終日4:30PMまで）